キーボードに水を溢したノートパソコン
本日のパソコン修理は、ノートパソコンのキーボードに水を溢してしまったパソコン修理です。
機種は7年前程度のTOSHIBA dynabook T350/46BRです。
現状の状態は、電源は入りますが途中で警告がなって 電源をおちます。
水をこぼした 直後の対応は、「キーボード表面について水分をふき取って そのあと エアーブロー」をかけたそうです。
水分を軽くふき取るまでは、良かったのですが、エアーブローが余計な作業です。
エアーブローで水分がマザーボードまで流れてしまった感じです。
お客様には、事前に「キーボードだけの故障であれば、安く修理できますが、もし マザーボードが故障となると、一式交換になります。
すなると修理代も高額になるので、パソコン本体の購入を検討した方がよいと伝えます。
修理方法は、キーボードをはずして、中に入っている水分を乾かします。パソコン本体が故障しているのか、キーボードが悪くなっているのか、切り分けるため 別のキーボードをとりつけてみます。
再度同じように電源が落ちるようであれば、マザーボードの故障になるので、ハードディスクを取り外して データの抽出を行います。
被害がひどくならないように、事前にハードディスクをとりはずしておきます。
パソコン本体を裏返してバッテリーを外します。
次に左下の写真位置のネジ1本を外します。
ネジを外したら 溝に指をかけて カバーをゆっくりめくります。
カバーが外れたら 写真位置のネジを緩めます。
ネジが外れたら 透明のセロファンを指でつまんで 左方向にスライドさせて、ハードディスクを本体より取り出します。
ハードディスクまで 水は入っていないようです。
次は、キーボードの取外しを行います。
キーボード上部の写真位置のカバーをヘラを使って捲ります。
カバーが外れたら キーボードを固定しているネジ4本が見えるので、すべて外します。
次にキーボードを持ち上げて 内部とつながっている配線をはずします。
キーボードを外した状態です。
内部は、すでに乾いている状態です。別のキーボードを用意して つないでみます。
結果 症状は変わらす 電源が落ちます。
USB接続のキーボードで試してみましたが、結果変わらず電源が落ちます。
これで マザーボードが水で濡れて こわれていることが確定です。
次は、データの抽出をおこないます。
ハードディスクは、こわれていませんでした。
マイデータを、お借りしているUSBに入れます。
お客様には、「今後 水など溢した時は、電源を速やかに落として 電源プラグを抜いて 目に見える水分をふき取って こちらに連絡してください。 最初の対応が良ければ 復活する可能性があります」と伝えて本日のパソコン修理は完了です。