データ復旧|一体型ディスクトップパソコン
NEC一体型ディスクトップパソコンのデータ復旧作業になります。
依頼内容
お客様より「昨日からパソコンが起動しなくなったので、見てほしい」との事でした。
データのバックアップを取っていないので、なによりも データ抽出を最優先でやってほしいとの事です。
現象確認
持ち込まれたパソコンの電源をいれてみます。
しかし ブルー画面からスタートアップ修復の画面になります。
そのまま放置で「スタートアップ修復の失敗・・・」の画面になります。
おおよそ考えられる原因は、ハードディスクの故障だと考えれれます。
パソコンはインテル4世代の約10年位経過したモデルで、今日までにハードディスクの交換は、した事が無いと言うことです。
修理方法検討
本体からハードディスクを取り出して なによりも データ抽出を最優先で行います。
パソコン本体は、来年でWindows10のサポートが切れるので、修理しないで新しいWindows11の購入を検討することをお話ししました。
データ復旧開始
ハードディスク取り出し
パソコン本体を裏面にして 裏から見えるネジすべて取り外します。
カバーを外す
すべてにネジを外したら カバーを取り外します。
CPUファン上右にハードディスクがマウンターカバーに収められています。
ハードディスク検査
取り外したハードディスクを別のパソコンにつないで検査してみます。
すると クリスタルディスクインフォでイエロー判定の注意勧告で出ています。
使用時間も7万時間で、毎日ほぼつけっぱなし状態だったと思います。
よくよく話を聞いてみると、電源はほとんど切っていなかった。
パソコンが故障した時は、電源を入れていたのに、パソコンの画面がついていない事で故障に気づいたそうです。
データ抽出
この状態でデータ抽出を行ってみます。
一応データの抽出は完了しましたが、やはり ハードデイスクの損傷がひどく 全体の95%とは抽出できましたが、 一部のデータがどうしても取れませんでした。
抽出できなかったデータ個所を説明しました。
とりあえずは、過去のデータで今現在問題ないとの事でした。
お客様には、データのバックアップのやり方 本体とバックアップ先に二つのデータを持つように勧めて本日のパソコン修理・データ復旧作業の完了です。
データ復旧時の感想
データ復旧に来られる方に共通して多いのは、パソコン本体の電源を切らないで、つけっぱなしの方が多いかと思います。
一般的に販売されているパソコンは、ローカルパソコンで一日に使用時間は、約8時間程度を想定して販売しています。
サーバーマシン名で売っていパソコンは、24時間稼働を前提として作られているので、そんなパソコン以外は、使用が終われば電源を切っておく事が大切だと思います。