Satellite T874/77K 起動しなくなった
本日のパソコン修理・データ復旧は、起しなくなったTOSHIBA dynabook Satellite T874/77K のパソコン修理になります。
お客様より「ノートパソコンが起動しなくなった、知り合いの詳しい人に見てもらったら、SSD HDDともにデータは消えていて、その影響と思われるマザーボードも故障しているんじゃないか」と言う判断でした。
中古で買って半年で動かなくなって、高価なノードパソコンだったので、どうにか修理ができないか?
電源は入っているし TOSHBAのロゴもでているしBIOSの画面も入れるので、マザーは大丈夫との私の見解でした。
ただし SSDとHDDは認識していませんでした。
なぜ認識していないか、中身を空けて調べてみます。
それでは、起動ドライブを取り出してマイデータの抽出を行ってからの作業を開始です。
まずは、パソコンを裏返してバッテリーを取り出します。
L字方の裏面カバーの固定ネジを外します。
カバーを外すと SSDとHDDがついています。
SSDとHDDを取り外します。
SSDの方は起動ドライブと思われますが、固定ネジがついていませんでした。
HDDの方は、HDD固定用のゴムがついていなく、すでにソケットから外れていました。
まずは、SSDを別のパソコンにつないで検査してみます。
結果は、全く認識しません。
次にHDDの方を検査してみます。
こちらは、認識しました。
バックアップファイルが保存しています。
ただし 使用時間が2万時間近くになっています。
いつ壊れてもおかしくない状態です。
BIOSに認識しなかったのは、ソケットから外れていた為でした。
既存のSSDからマイデータの抽出ができないので、新しいパソコンにSSDを取り付けて新規でWindowsをインストールします。
左にあるのが、既存のSSDで あまり見ることが無いSSDです。
右にあるのが、今回新しく取り付けるSSD CFD製のSSDになります。
新しいSSDを取り付けた状態です。
蓋をしめてWindows10のインストールを始めます。
インストールは、20~30分程度で完了します。
Windowsアップデートで最新のセキュリティー状態にします。
TOSHIBAのホームページに入り 機種専用のドライバーを検索インストールします。
数回の再起動を行って動作確認をします。
お客様のご要望でメモリーをMAXまで積んでほしいとのことでしたので、機種の情報を調べてみます。
この機種は、内臓で4GB×2枚の8GBが最初からついているみたいです。
MAX は、24GBとなっているので、内臓8GBに対して追加8GB×2枚の16GBを追加できることになります。
お客様の方で追加スロットに4GB×2枚を追加しているので、それを取り外して 8GB×2枚を差し替えます。
もともと計16GBのメモリーを積んでいたのでたいして変わりはありません。
SSD特化した設定を施します。
インターネットやアプリを動かして動作確認をしていきます。
ACアダプターを抜いて数時間放置してみたら、ボタン電池がなくなっているみたいで、時計に時間がくるっていました。
ボタン電池を取り替えて、BIOSの設定を見直して 時計を合わせます。
再度 ACアダプターを抜いて放置して 起動させてみます。
問題なく起動できるし時計もずれる事はありませんでした。
中古のパソコンの修理購入して修理依頼を見てよくある事が、使い古したハードディスクやSSDを使っていいる事がよくあります。
壊れていないので、問題はないと思いますが、数か月 正常に動けばいい みたいな感じで販売されているのでしょ。