停電後電源が入らなくなった自作パソコン修理
本日のパソコン修理は、「停電した後に、ディスクトップパソコンの電源が入らなくなった自作パソコンの修理」です。
パソコンを起動していた時に、ブレーカーが落ちて停電して その後から電源がはいらなくなって、自分でボタン電池を交換したり、電源コードを外して放電したりしたそうです。
電源BOXをテスターにかけてみます。
サイドのパネルを外します。
サイドパネルを外した状態です。
メイン電源のカプラーを外して、テスターにつないでみます。
結果全く通電していません。
今度は、予備の電源BOXを取り付けてみます。
すると問題なく電源が入り起動しました。
結果 停電により 電源BOXがこわれていました。
電源BOXの取り替えを行います。
こわれた電源BOXを取り外します。
写真は、取り外した既存の電源BOXと新しい電源になります。
新しい電源BOXを取り付けます。
各ケーブルをつないでフタを閉めて起動確認を行います。
結果問題なく起動できるようになりました。
追加作業として、全面ファンの清掃をおこないました。
なぜかものすごく汚れています。
これをきれいに清掃しました。
清掃が、各個所を点検していると、リヤに排気ファンがついていません。
前面に吸気ファンから吸い込んだ物が、ケース外に排出できないで、ケーズ内に堆積して内部のファンやマザーボード 電源BOXに付着しています。
取り外した電源BOXのファン部分には、たくさんのゴミやチリが詰まっていました。
これも故障原因の要因の一つです。
お客様に なぜ 内部が異常に汚れる理由を説明して 追加作業としてリヤにファンを追加しました。
あと 気になった事があります。
通常のパソコンケースとは、異なり 上下逆さまにすべてが組み込まれていることです。
当然上下逆さまなので、サイドのパネルも左右逆になっているため、ついつい間違えた反対側のパネルをはずしてしまいます。
追記
既存の電源BOXの容量は、安全に快適に動かす為の必要容量に満たしていませんでした。
CPUやビデオカードなどのすべてのTDPを割り出して それの2倍の電源容量に変更しました。
あくまで電源は、消耗品 年数がたてば消耗もするし作り出す電力も低下します。
そのため、総電力量の2倍の容量の電源BOXにするわけです。
今回の修理でリヤにファンを取り付けた事で、異常に内部にゴミやチリがたまることはありません。
これで 今回のパソコン修理の完了です。
ショップオリジナルのパソコンを見ると 総電力量は足りているが、ギリギリの電源BOXをとりつけて販売しているケースがたくさんあります。
使用頻度によりますが、数年で劣化して 取り替えをしなければなりません。