HDDの取り替えと熱対策 

本日のパソコン修理は、お客様より「突然 Dドライブが認識しなくなって、自分なりに色々調べてやってみたが、最終判断が出来ないので、修理をお願いします。」との事です。

 

事前に考えられる事は、ただ単にケーブルの抜け ケーブルの破損劣化 ハードディスク本体の故障 又は、マザーボードの故障等が考えられます。

 

調査した結果、ハードディスクが故障していました。それも ほぼ絶望的な感じで バックアップ取れない状態です。

なぜ このような感じでハードディスクが壊れたのか、中身を見たら 一目瞭然です。

 

これが 改善する前のハードディスクとSSDの位置関係です。

 

3.5インチのデバイスが2台収納できるケースに上段に2TBのハードディスク 下段にSSDがゲタなしに取り付けられています。

 

これでなぜ問題があるか、考えてみてください。 上段のハードディスクが前面パネルに取り付けてある冷却ファンに全然あたっていません。

 

これでは、ハードディスクに熱がこもり 折角 全面に大型の冷却ファンが付いているのに取り付けている意味がありません。

 

本来ならば、3.5インチのデバイスが5台程度収納できるケースが取りついていたと思いますが、大型のビデオカードと収納ケースが干渉する為、同一メーカーの 3.5インチ収納ケースと交換したと思われます。

 

普通に考えると、このPCケースに取り付けられる範囲のビデオカードではありません。

 

この状態でハードディスクを新しい物と交換しても、根本的な熱対策ができていないので、再発の可能性があります。

 

お客様と事情に相談して ハードディスクとSSDの位置をかえて、すこしでもHDDが冷やせるにすることにしました。

 

写真のSSDは、ゲタを履かせて一つ上のケースに収める事にしました。

 

下のケースには、上段に取り付けたあったハードディスクを下段に移動させて少しでも 全面パネルのファンの風があたるようにします。

 

あとは、問題であった前面パネルにとつけてあるファンの清掃と 汚れの目立つCPUクーラーの清掃を行います。

 

前面パネルを取り外します。パネルに裏側にストッパーがあるのですべて外します。

 

パネルを外した状態です。

 

簡単に前面に誇りを取り除き ファンを外します。

 

ファンを外したファンです。

 

清掃すると こんな風になります。

 

CPUファンも清掃前はこんな感じですが

 

清掃後は、こんな感じです。

 

清掃するときに、CPUクーラーすべて外したので、グリースの再塗布もおこなっています。

 

これで ハードディスクが熱による故障の再発防止になります。

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