SSD換装|富士通 AH53/C2 起動速度改善
SSD換装 富士通ノートパソコン 起動速度改善のパソコン修理になります。
修理依頼内容
お客様より「手持ちのノートパソコンが、ものすごく遅く 一回みてほしい」との依頼でした。
現状の状態
持ち込まれたパソコンを起動してみました。
電源投入からログイン画面まで5分程度かかります。
これほんとに起動しているの?
と思う位 遅いパソコンです。
パソコンの構成をみると
CPU CORE i 7 8世代
メモリーDDR4 8GB
起動ドライブ HDD 1TB
OSはWindows11 homeです
起動が遅い原因
1、パソコンディスクトップのアドウェアウイルスのショートカットある
ウイルスに感染しているのでウイルス駆除
2、起動ドライブのハードディスクです。
構成をみると CPUとメモリーは問題無いかと思われます。
タスクマネイジャーでパフョーマンスを確認してみました。
スタート直後の状態は
CPUの使用率 約30%前後
メモリーの使用率 約55%
ハードディスクの使用率は、100%の状態で能力オーバー状態にっています。
修理内容検討
お客様の今のこのパソコンの状態を説明します。
1、ウイルスを駆除する必要がある。
2、ライセンス更新が終わっているマカフィーのウイルスソフトをアンインストールする。
※理由 更新されていないウイルスソフトは、もっとも危険な状態で Windows11標準ウイルスソフトが停止しているので、マカフィーをアンインストールしてデフェンダーを有効にする。
3、起動ドライブをSSDに交換することです。
※8世代 CORE i7の能力についていけない
結論として、SSD換装が一番の改善策と説明します。
パソコンは、Windows11正式対応のパソコンなので、買え替えをしなくて 修理をして 長く使っていく
お客様に納得してもらい 本日中に修理を終わる旨を話して修理開始となります。
修理開始
まずは、アドウェアーウイルスを駆除します。
しかし これが結構な数のウイルスが混入していて400前後のウイルス関連ファイルを削除しました。
次にパソコンにクローンソフトをインストルします。
インストールが完了したら、USB接続で新品のSSDを接続して、Windows上でクローンを行います。
しかし これが何回やっても途中で失敗してクローンできません。
作業方法をWindows上でクローンソフトを走らせないで、USBブートでソフトを起動させてクローン作業を行います。
一旦ハードディスクを取り出して作業続行します。
ハードディスク取り出し
パソコンを裏返しにする
裏側のL型カバーのネジを外す。
カバーを外した写真
左にハードディスク 右側にバッテリーが見えます。
バッテリーを外す
バッテリーを外した写真
ハードディスクを外す
マウンターのネジを外す
本体からハードディスクを取り出した写真
写真は、本体より取り出したHDD(上)
下は、新規の取りつけるSSDになります。
マウンターを取り付ける
ハードディスクより外したマウンターを取り付ける
SSDを取り付ける
マウンターを取り付けたら パソコン本体のSSDを取り付けマウンターを固定します。
次に 取り出したハードディスクをUSB接続でつなぎます。
次にUSBブートで起動するUSBメモリーを本体に挿します。
電源を入れた直後にF2ファンクションキーを押してBOOTメニューを表示させます。
その中からクローンソフトが入ったUSBメモリーを指定してソフトを起動させます。
ソフトを起動出来たら、クローン元をUSB接続取り付けの既存のハードディスクを指定します。
クローン先(ターゲット)を内蔵で取り付けた新品のSSDを指定します。
この状態クローン開始します。
この方法は、確実にクローンを成功しやすいですが、指定方法がWindows上でやるの違い 一歩間違えると、既存のハードディスクの内容がすべてなくります。
間違えて新品の空のSSDの内容を、既存のハードディスクに書き込んでしまうと、ほぼデータは復旧できません。
※ここは、ほんとに慎重に何度も確認する必要があります。
クローンが完了したら、一旦電源を切って USB接続のハードディスクやUSBメモリーを取り外します。
電源を入れて確認します。
無事 Windows11が起動できました。
次にハードディスクをSSDに取り換えたので、それに合った設定に変更します。
代表的な設定は、定期的なデフラグの中止です。
初期のまま使っていると、SSDがすぐに劣化してしまいます。
設定完了後 起動や再起動を行って 問題が無いか確認していきます。
オフィスの起動させて問題ない事を確認します。
すべてに於いて問題が無い事が確認できたので、本日の北九州市パソコン修理・データ復旧の完了です。