回復モードになって起動しない自作パソコンパソコン
本日のパソコン修理は、「回復モードになって起動しない自作パソコン」の修理になります。
現状の状態確認
もちこまれた自作パソコンの電源を入れて確認してみます。
MBボードのロゴが表示されて 数分黒画面のままで スタートアップ修復画面が現れます。
その状態一時待ってみると、スタートアップ修復の失敗となって、回復画面が表示されます。
回復画面から システムの復元を行ってみました。
お客様から正常起動できていた大まかに日付を聞き取り その前まで戻してみます。
システムの復元が起動しません。
考えれれる故障原因
上記の状態から考えれれる故障原因は、起動ドライブのハード故障かと思われます。
ゲームマシーンと使っているとの事で、マイデータは、必要ないとの事でした。
起動ドライブを取り出して検査してみます。
別のパソコンにUSB接続でつないでみると、認識がとても遅く クリスタルディスクインフォで検査してみると、正常範囲を示しています。
次は、クリスタルディスクマークで速度測定を行ってみます。
メーカー名が表示されていない中華製のS-ATAで正規な読み込み速度は、不明ですが、明らかに1/10の以下の二けた速度になっています。
これをWindowsのディスク管理で見てフォーマットを行ってみますが、実行できません。
間違いなく 起動ドライブのSSDの異常故障です。
修理内容を報告する
お客様に 起動ドライブのハード故障と言うことを説明します。
SSDは使用時間は、短かったのですが、再利用することはできません。
本来このパソコンのマザーボードは、M,2 NVMEのSSDが取り付ける事ができます。
既存のSSDに比べて数十倍速い速度で使用する事が出来る事を説明します。
お客様に細かく説明して納得してもらって修理を開始することになります。
修理開始
起動ドライブ取り出し
左が、本体から取り出した既存ドライブのS-ATA SSDで、右にあるのが新しく取り付ける M,2 NVNE SSDになります。
SSD取り付け準備
M,2 NVNE SSDにヒートシンクを取り付けます。
M,2 NVNE SSDは、S-ATA SSDに比べ高速ですが、それが上に発熱温度が高く ヒートシンク無しでは、すぐにサーマルスロットリングが発生して 速度低下 最悪 故障していまします。
メーカー製のパソコンには、このヒートシンク無しで 熱で故障修理依頼が結構あります。
本体の取りつけ
ヒートシンクを取り付けたM,2 NVNE SSDをパソコン本体に取り付けます。
このパソコンの場合 取り付け箇所は、一か所しかありませんが、複数 M,2 NVNE SSDの取り付け場所がある時は、CPUに一番近い個所に起動ドライブを取り付けます。
理由としては、CPUファンの風がSSDのヒートシンクあたって冷却が期待できるからと、CPUに遠くなればなるほど 若干の速度低下があるからです。
これは、私もどんなけ違いがあるか試して見たことがあります。
やはりCPUから遠い程 若干ですが速度は遅くなります。
Windowsインストール
次にwindows10をインストールを行います。
15分程度でインストール 初期設定が完了します。
windowsアップデートで最新なセキュリテー状態にします。
マザーボードメーカーにて型番にあったドライバーをダウンロードインストールを行います。
ゲームマシンと言う事なので、nVIDIOのホームからグラフェックカードにあったゲーム用のドライバーをダウンロードインストールを行います。
不具合確認
後は、問題が無いか確認していきます。
CPUの温度化管理ソフトをインストール ハードディスク温度管理ができるソフトをインストール ハードディスク速度計測が出来るソフト あとは、ゲーム用のベンチマークソフトをインストールします。
ゲームのベンチマークを起動させて CPUの温度 M,2 NVME SSDの温度、 速度 グラフュエックカードの温度、速度を調べていきます。
上記にベンチマークおいて 平均値の数字を示しています。
次に インターネットに接続してフリーズや不安定な状態にならないかなど調べます。
起動 終了 再起動など繰り返し行います。
すべてに於いて問題が無い事が確認できたので、本日のパソコン修理の完了です。