BIOS画面が出て起動しないNECノートPC
本日のパソコン修理は、電源を入れるとBIOS画面が出て起動しないNEC LAVIE PC-N1585AALの修理になります。
修理依頼
前回と同じ故障との説明
今年5月に同型のパソコンを修理した時の話です。
故障内容は、内蔵M.2SSDが不具合で、Windowsが起動しなくなっていた。
故障確認
電源を入れて故障の確認をしてみました。
BIOSの画面がでてきます。
画面で起動ドライブを確認すると、認識していません。
考えられる故障原因
今回の故障内容は、BIOSでドライブが認識していない事でM.2 SSDのハード的に故障しているかと思います。
前回の場合 同型の機種で約半年前に故障しています。
ハード的な故障でしたが、ドライブとして認識できたので、マイデータの抽出はできました。
今回は、ドライブとして認識できないので、データの復旧は無理ですと、事前にお客様に連絡しました。
なぜ同様な故障になってしまうのか?
一番の原因は、M.2 SSDにヒートシンクが装着されていないからです。
メーカー製のパソコンには、ヒートシンクなる冷却装置が付いていない場合がほとんどです。
なぜつけないのか?
M.2の発売当初は、メーカーのシールを剥がしたら保証が受けられないと言われていました。
シールの上にヒートシンクを取り付けた痕跡があっても、保証対象外と言われていました。
そんな経緯もあって未だに、メーカー製のパソコンには、ヒートシンクが付いていないのが現状です。
ヒートシンクが無い状態で、高温状態で長年使っていると、やはり故障が早くなるように思います。
サーマリングスロットといって、SSDが高温になると保護が働いて、転送速度を落とす機能が繁盛に発生します。
分解取り換え開始
パソコンを裏返して作業を始めます。
裏面見えるネジをすべて取り外します。
光学ドライブを外す
ネジを外したら、光学ドライブを引っ張って取り外します。
裏面カバーを外す
本体側面隙間にヘラを差し込んで裏面カバーのラッチを外す
カバーを外した写真
CPUファンに下にあるのが、m.2のSSDになります。
ヒートシンクはついていません。
バッテリーのコートを外す
マザーボートに接続されたバッテリーコードを外します。
SSDを取り換える
既存のSSDを取り外して、新しいSSDをとりつける。
新しいM.2SSDには、ノートパソコンでも取り付けができる薄型のヒートシンクを取り付けています。
後は、組み立てます。
Windiws10をインストール
組み立てが完了したら、USBメディアをブートさせてインストールを開始します。
Windows10インストール中
Windows10をインストール中です。
インストール完了
インストールが完了したら、ローカルアカントでユーザー登録します。
とりあえずは、Windowsアップデートを最初に実施します。
AMDソフトウェアーをインストール
CPUがRYZEN7なので、AMD専用のソフトウェアーをインストールします。
ソフトを起動させて AMD用のチップセットやドライバーなどを検索インストールします。
十分程度でデバイスのドライバーのインストールが完了します。
OFFICEをインストール
パソコンの製品情報でオフィスのインストールバージョンを確認してインストールします。
オフィスをアップデート
オフィスを最新の状態アップデートしておきます。
ライセンス認証は、お客様が管理しているマイクロソフトアカントで認証してもらいます。
SSDの設定
新規でWindwos10をインストールしたので、M.2 SSDの設定をおこないます。
※デフラグの中止やスリープの無効など
不具合確認
不具合が無いか確認していきます。
起動や再起動を繰り返し行う
インターネットに接続 無線接続 有線接続
オフィス起動させてみる
電源の管理を設定する。
以上の項目を念入りに確認したところ、問題なく起動している事が確認できたので、本日の北九州市パソkン修理の完了です。