LS-VL NASハードディスク データ抽出
本日のパソコン修理は、NAS ハードディスクのデータ抽出と新規NASハードディスクにデータを移す作業です。
お客様より「LANディスクに保存してある、現場施工管理の工事写真の一部が、アクセスしても砂時計がクルクル回ったまま開けれなくなった。役所に提出する写真があるので取り出して欲しい」との依頼でした。
NAS設置から7~8年程度経過している状況で、NASハードディスクの劣化と考えられます。
NASハードディスクは、OS LINUXで使われている「ext4」のフォーマットが使われている為、ハードディスクを取り出して、USBでつないでも Windowsでは、中身を見ることはできません。
NASのデータを取り出すには、LINUXを使ってデータを取り出すか、復旧専用のソフトを使って取り出すかになります。
NASからハードディスクを取り出して、データ抽出を行います。
写真のように ネジ1本あるので取り外します。
中身の開封は、ツメだけでとめてあるので、隙間にへらを差し込んで、ツメを外してフタを開けます。
ケースから基盤事ハードディスクを取り出します。
次にハードディスクの固定してある基盤のネジを外します
写真は、ケースから取り出して 基盤を外した状態です。
取り出したハードディスクを 別のパソコンにUSB接続でつなぎます。
この時点でWindowsでは、「フォーマットしますか?」と聞いてくるのでキャンセルします。
私が使っている復旧ソフトで、NASのデータをサルベージします。
使用時間が7万時間近く稼働しています。
一部 ハードディスクの損傷はありますが、大事なデータには問題ありませんでした。
一旦 外付けハードディスクにデータを保存します。
次に、新しく購入したNASハードディスクをネットワーク接続でつなぎます。
ここで注意してほしいのは、旧NASと同じIPアドレスを使ってネットワークにつなぐことです。
一般家庭での使用には、特にする事ではないのですが、今回設置した場所は 私が保守管理している会社で、複合機のFAXデータは、NASに保存されるようになっています。
保存先をNASハードディスクにすることで、FAXの内容をどのパソコンから見ることができるし、紙で保存しないので、ペーパーレスで環境にもやさしく紙を節約できます。
設定は、メーカー機種に異なりますが、今回の複合機の設定は、保存指定先をIPアドレス使って NASハードディスクになっているので、再設定の手間を省くのに同じIPアドレスを使いました。
一旦 外付けハードディスクに保存したデータをパソコンにつないで、NASハードディスクに保存します。
後は、ネットワークに接続されているパソコン数台を検索画面を使って「¥¥NASの機種名」を入力してネットワーク先のNAS機種をみつけて、各パソコンにショットカットを作って 簡単にアクセスできるようにします。
すべてのデータが新しいNASハードディスクの保存されたので、問題の開けれなくなった現場写真を開いてみると、問題なく回覧できる事を確認して、本日のパソコン修理・データ復旧の完了です。