増設ドライブを認識しなくなったパソコン修理
本日のパソコン修理は、増設したハードディスクドライブが認識しなくなったパソコンの修理です。
構成は、自作パソコンで起動ドライブは、SSD128GBで保存用に2TBのハードディスクをとりつけています。
この構成で4年近くつかっていたそうで、最近スタートの時に増設ドライブが認識しなかった事が何回かあったみたいで調子がわるかったそうです。
まずは、増設したハードディスクの診断を行ってみます。認識していないハードディスクを外して別のパソコンにUSBケーブルでつないでいます。
問題なく このパソコンに認識しています。中身をみても遅くなく通常に使えます。
ハードディスクにエラーがないか「クリスタルディスクインフォ」検査してみます。
内部にエラーはなく 問題のないハードディスクです。
ハードディスクに問題がないとすれば、マザーボードの不具合が考えられます。
手持ちのハードディスクをつないでみます。
最初は、問題なく認識してつながっていましたが、途中で消えたりして不安定な状態になっています。
マザーに差し込んでいる S-ATAの挿し込みの確認などしましたがゆるみなどありません。
ケーブルがビデオカードの下に回り込んでいるので、いったんビデオカードを外してみます。
すると、ビデオカードに回り込んでいるケーブルが、ビデオカードの角で 押され込まれていてケーブルが変形してつぶれています。
たぶんこれが原因で、断線して接触不良をおこしていたみたいです。
ケーブルを外して、新しいケーブルに取り替えて 取り回し方法を変更して取り付けます。
増設ドライブを元に戻して、確認してみるとしっかりと認識しています。
動作確認など行ってみると、問題なくつながっています。
自作パソコンによくある話で、ケーブルの取り回し配線の処理が悪い事例です。
過去にあった修理事例は、ケーブルが全面のハードディスク冷却ファンにあたっていて、ファンが回っていない事に気づかず ハードディクが熱で故障した事がありました。
また、CPUファンを高性能のファンに取り替えたのは、いいのですが取り付け方向が上下逆さまになっていて、中身ある冷却ジェルが回らず パソコンが不安定になっていた事もありました。
あと パソコンの中身を空けてみると 高性能なハードディスクに 初期に発売されたS-ATAケーブをつないでいるパソコンなどみかけます。
ハードディスクの性能は、年々高速化していて 初期のS-ATAは、転送速度が1.5Gbpsですが現在は、6Gbpsになっています。それにあったケーブルを選択する必要があります。
自作パソコンの最終のケーブル処理は、おろそかにしないで コンパクトにきれいにまとめてください。