富士通LIFEBOOK AH42/R 起動速度の改善
先日「1年ほど前 会社で購入した富士通のノートパソコン(LIFEBOOK AH42/R)が、仕事で使うソフトが完全に対応していない為、使用途中でフリーズして固まったまま動かなくなっているので、中古のパソコンを購入したい」と言う話がありました。
本当に買え替える必要があるか、一度診断した方が言いと話して見る事になりました。
電源を投入してから Windows10が立ち上がるまで結構な時間がかかります。
とりあえずは、最低限の設定としてパフォーマンスの設定の見直しと、ウイルスソフトのアンインストール Windows8のアップグレードからの引継ぎのソフト「クラッシックシェル」のアンインストールと常駐ソフトの整理を簡易的に行います。
少しは、速度の改善はできましたが、根本的な改善ではありません。
ハードディスク CPU メモリーの状態を確認するため。事前にタスクマネージャーを起動させます。
例のソフトを起動させてみると、かなりの時間がかかってソフトが立ち上がってきました。
現場で使う操作をやってもらうと、すぐさまハードディスクが100%になって先に進みません。
メモリ CPUの方は、それほど負荷がかかっていません。ハードディスクの動作が異常に遅い状態です。
デバイスマネージャーかハードディスクの型式を調べてみると、回転数も転送速度も一昔前の規格です。
幾度のフリーズで強制終了を行っているみたいで、内部的にも破損の可能もあります。
現状 一番の改善策は、ハードディスクの交換になります。それもどうせ取り替えるなら、SSDと言う事で取り替える事になりました。
取り替え手順を説明します。
まずは、裏面より作業を行います。
写真右下にメモリが収納してあるので、カバーをはずします。
次に裏面全体を覆ってあるカバーをとりはずします。
カバーを外した状態です。左下にハードディスクが収められています。
左に見える黒いセロハンを掴んで、左方向にスライドさせ、ハードディスクを外します。
左が今回取り外したハードディスクで右が新しく取り付けるSSDです。
取り外したハードディスクと新しく取り付けるSSDを別のパソコンにつないで、ハードディスクのクローンを行います。
クローンしたSSDを今の逆の手順で取り付けます。
ハードディスクのクローンが失敗する事があります。以下の点に注意してクローンしてください。
1、ハードディスクにエラーがあると先に進まない、できるだけエラーチェックを行ってやった方が、失敗が少ない。
2、事前にデフラグを実施すること。
3、もし 失敗したら USB接続に使っているケーブルの規格があっていない可能性もある。
4、何回も失敗するときは、別のクローンソフトでおこなってみる。