DELLノートパソコン データの抽出作業
先日 お客様より「Windowsのログイン画面より先にすすまない。」との事で修理依頼です。
機種はDELLのノートパソコンで 基本ソフト(OS)は、Windows7からWindow10にアップグレードしたパソコンです。
電源投入して確認してみます。biosの確認画面からWindows10のログイン画面にいきます。
パスワードを入力して ログイン中のままでそのまま進みません。
直近の保存データが最優先でほしいとの事で、ここで電源を落としてデータのバックアップを取ることにします。
ノートパソコンに裏面より ハードディスクの取外しをおこないます。
まずは、バッテリーを取り外します。次にバッテリーの対面に大きなカバーがあるので カバーについているネジをすべてはずします。
すると CPU ハードディスク メモリが見えてきます。ハードディスクは、4本にネジで本体に固定されているので、4本すべてはずします。
外したハードディスクは、別のパソコンにUSB接続でつないで、認識させます。つないだハードディスクは、チェックディスクの修復画面が出てきました。
ここで チェックディスクをかければ、起動できる可能性もありますが、反面 そのまま壊れてしまう可能性もあります。
データの抽出を最優先としてデスクトップにあるエクセルデータをコピーします。ユーザーフォルダーより必要にファイルをコピーします。
DVDメディアにバックアップをとります。バックアップしたデータがきちんと読めるか別のパソコンで読み込んでみます。
バックアップしたデータは、マイクロソフトオフィスに互換性があるキングソフトのデータです。従ったわたしのパソコンには、キングソフトが入っていないので、抽出したデータのアイコンは、ウインドウズマークのアイコンになっています。
確認ができないため、キングソフトの無料体験版をダウンロードしてインストールを行います。
インストール完了後、バックアップしたデータは、キングソフトでオープンできました。保存時に「.XLSX」の拡張子を選んで保存し直します。
再度 新しいエクセル形式で保存したデータを、先ほどダウンロードしたキングソフトのセットアップデータを再度 DVDメディアに書き込みます。
バックアップデータがオープンできる事が確認できたので、お客様のパソコンからコピーしたデータをすべて削除します。
取り外したハードディスクを元に戻して、組み立てれば作業の完了です。